読書日記

「マンガでやさしくわかる 親・家族が亡くなった後の手続き」

お友達漫画家さんのあべかよこさんから
お仕事されたご本を頂戴したのですが、
とても良い本なのでご紹介させて頂きますね。


この本のテーマになっている相続を含め、
介護・お墓・葬儀・法事・遺品の整理に不動産の売却…等々
人生の最後に必要になる様々な事柄を
2年前に独身の親戚が亡くなる前後の数年間、
我が家で全て担当したもので、これは身近で体験した
興味深いテーマの本でもあります。

しかししかし、終活にまつわる事柄って、
「準備するみたいで何かいや」みたいな気持ちが先になって
本人が生きている時には、本人も周囲の人間も
ついつい先送りにして向き合うことを避けてしまったりしがちです。
(本の中で亡くなった方の家に残されたエンディングノートの
ほとんどが白紙というので苦笑してしまいました。)

ただ、先送りしている間に本人が弱ってくると、
その辺のことを訊くのはより生々しくなってしまって
さらに難しくなってしまうので、これはやはり
出来るだけ元気なうちに色んなことを決めておいた方が
良いのではないかと思うのです。
亡くなったご本人の意思を尊重して、
残された人が揉めたり嫌な思いをしないためにも。

本を読めばわかるけど、やる事がまあ本当に沢山あるよ!
書類とか届け出とかもいっぱいだよ!期限もあるよ!
それはそれは大変です。

そんな向き合いにくいテーマも流石あべさん、
読みやすく、時に小さな笑いまで挟んで扱っています。
煩雑な内容なのにスイスイ読んじゃいましたよ。
キャラも立っていて読み物としても楽しいです。
流石このジャンルのベテランさんだよ。確かなお仕事だよ。
出来れば2年前までのまさに色々やってた時に読みたかったよ…!

私もたまにやらせて頂く機会があるけど、
実用漫画って漫画家の力量の出る難しいジャンルですよね。
伝えるべき内容が明確にあって(大抵とっつきにくい内容)、
それを興味を持って読み進めてもらいためのネーム力が要求されて、
そこがしっかりしないと挿絵のついたただの説明文になってしまう。笑。
このジャンルでお仕事される方も勉強になる本だと思います。
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東京国際ブックフェア

お久し振りです…。
久々の日記になってしまいました。
(過去記事にDC旅行記をちまちま転載していて、
それがううかりミスで編集中のものが
一時期トップに表示されたりしてましたが。)

日記を放置していた間、私も色々と環境の変化がありまして、
ちょっと人生の分岐点的な感じです。
まあ、私らしい方向で行くしかできないんですけども。

漫画関係では只今カラーのみデジタル絵に挑戦中です。
こんな感じ。
nikki.jpg
手描きっぽい雰囲気にしたいんですけど、試行錯誤中です。

イベント関係では今年は夏コミ落選してしまったのですが、
初の試みとして、東京国際ブックフェア(7/5~7/8東京ビッグサイト)に
http://www.bookfair.jp/
『クリエターズファクトリー』(編集プロダクションフェア№6-13)で共同出展します。
tirasi.jpg
小石川も5日の午前中以外は会場内にいる予定です。

一般公開はラスト2日間です。
一般公開日のみひっそり創作系の同人誌を販売する予定です。
普段の同人誌のイベントとは違った客層の方にも
お手に取って頂けると嬉しいなあ。
よろしくお願い致します。

会期中会場内では洋書バーゲン等色々なイベントも開催されています。
本好きの方は楽しめると思いますので興味のある方は
是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
私も某絵本作家さんのサイン会に参加予定です♪
無料で入場できる招待券ご希望の方はお気軽にご連絡下さいね♪

闇の子供たち

 

何故かこの本の読書日記を書こうとしたらUP寸前で2回も全てが消えてしまいましたよ。

それに挫けてここを放置してしまっていましたが、放置しすぎて広告が表示されてしまったので反省して書いてます。

 

前に読んでた本が爽やかな青春小説だったので、今度は重ためのやつ、ちょうど映画にもなってたし…ということで読んでみました。

扱ってる題材が題材なので(幼児売買春、幼児臓器売買等)ある程度覚悟はして読んだのですが、途中で何度も読み続けるのを挫けそうになった1冊。

フィクションということは差し引いて読まなくてはいけないとは思いますが、ある程度これに近いことはあるんだろうな~、と思うと本当に人間が嫌になりそうです。

政治や貧困、暴力、権力等が複雑に絡み合っていて、容易に解決できない救いのない構図になっていますが、それでも大人が手を差し伸べるしか救われる方法がないのですよね。

子供は大人の犠牲になっているだけで、大人の問題なのだから。

一瞬の風になれ



歳を取ってくると「青春」って言葉には滅法弱くなりますね。
(ハチクロの浜美大のおじいちゃん教授たちみたい…。)

 スポーツ観戦大好き、スポーツマンに心の底から憧れと尊敬を抱いている私ですが、自分自身は体育会系に馴染めるような根性は到底持ち合わせておりません。
そんな私も陸上部で汗を流す青春を送っているような気分にさせてくれる、臨場感溢れる青春小説でございました。
3冊で結構なボリュームがあるはずなのに、ほとんど一気読みに近いペースであっという間に読み終えてしまいましたよ。楽しかったです。
(以下、ネタバレ注意。)

主人公の男の子が実に素直で努力家で他人を思いやるいい子なんですよね。
最近読んだスポーツものの小説って天才肌で性格は一癖ある連君タイプの主人公が多かった気がするのですが(「風が強く吹いている」とか「バッテリー」とか…。)、親友で人格者で努力家でといういかにも脇に配置されそうな新二くんを主人公にしたことで、随分可愛らしい小説になった気がします。
あんまりいい子なので「このこなんとかしてあげたい!」と読むほうも応援せずにはいられないというか…。
ラストの高揚感が素晴らしくて、気持ちの良い本でした。おすすめ。

八日目の蝉


折角お引越ししたので読書日記でも。
(ネタバレ注意。)

女の子を誘拐した女が全身全霊で子供を愛していて、それが物凄く伝わってくるだけにとても切なかったです。
どう考えても未来も行き場も無いのに(実際皆を不幸にしてしまっているし)、それではいけないのに、何とか逃げ切ってくれないだろうかと願ってしまう位。
本当の両親も好人物とは言い難いが、悪人というほどでもない、これ位なら普通によくいるというようなタイプなんですよね。
それだけにこの両親の気持ちも想像出来ない訳ではないというところが余計に切ない。
小豆島のシーンが夢の楽園のように美しく際立ってました。
映画にするのにもいいような気がするお話しだと思いますが、なってるのかな??